アルカスイスって何?
「アルカスイス」とは、実はメーカーの名前です。
元々はスイスの「ARCA-SWISS(アルカ・スイス)」というカメラ用雲台(三脚の頭の部分)メーカーが開発した、カメラと三脚を素早く着脱するための「クイックシュー」の規格でした。
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この規格が非常に優秀で、固定力が強く安定感があったため、世界中の様々なカメラ機材メーカーが「うちの製品もアルカスイスの規格に合わせよう!」と真似をし始めました。その結果、現在では特定のメーカーの枠を超え、**カメラ業界における「事実上の世界標準(デファクトスタンダード)」**として定着しています。この規格に合わせて作られた他社製品のことを「アルカスイス互換」と呼びます。
どんな形状?
台形型のレール(アリ溝・ダブテール)形状が特徴です。
プレートの幅は約38〜39mm程度で、側面が斜めにカットされた台形のような形をしています。
プレート側: カメラの底面に取り付ける金属の板。両サイドが斜めに削られています。
クランプ側: 三脚や雲台側に取り付ける土台。万力のようにプレートを横から挟み込み、ネジやレバーを締めることでガッチリと固定します。
F38って形状は何?
アルカスイス互換を進化させた、超速ワンタッチシステムです。
「F38」は、カメラ機材メーカーのUlanzi(ウランジ)が展開する「FALCAM(ファルカム)」というブランドのクイックリリースシステムの名称です。
ベースはアルカスイス互換: プレートの幅は38mmで、アルカスイス互換のクランプにも取り付けることができます(※一部相性あり)。
圧倒的な着脱スピード: 最大の特徴は、専用のベース(クランプ)と組み合わせた時のスピードです。ネジを回す必要はなく、「カチャッ」と押し込むだけで自動でロックされ、外す時はボタンを押しながらスライドさせるだけ。
「アルカスイスの汎用性」と「ワンタッチの快適さ」を両立させた、現在大人気の規格です。
とりあえず安くて良いからそろえてみる
「便利そうだけど、何から買えばいいの?」という方向けに、まずは試してほしいコスパ抜群のアイテムを2つ紹介します。
1. とにかく安く導入したいなら:Koolehaoda 50mm
特徴: Amazonなどで非常に安価(千円台〜)で手に入る、アルカスイス互換のクランプとプレートのセットです。
おすすめポイント: 「とりあえずアルカスイス互換がどんなものか試してみたい」という入門用にぴったりです。安いからといって使えないわけではなく、金属製でしっかりしており、固定力も十分。手持ちの古い三脚をアルカスイス互換に改造したい時などにも重宝します。
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2. 快適さを一気に手に入れたいなら:ULANZI FALCAM F38 クイックリリースセット
特徴: 第3章で紹介した「F38」の基本となる、ベースとプレートのセットです。
おすすめポイント: Koolehaodaなどに比べると少し値段は上がりますが、その着脱の快感を知ってしまうともう元には戻れません。三脚と手持ち撮影を頻繁に切り替える人や、複数のカメラを一つの三脚で使い回したい人には絶対におすすめです。今後の拡張性(ストラップ用マウントなど)が高いのも魅力です。
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