ネット会議・ネット配信・動画撮影で、パソコン+カメラ+マイクが必要な時が増えています。
ノートパソコンやタブレットであれば、本機自体に付いているカメラとマイクを利用している人も居ると思います。
ZOOM・ハングアウト・LINE・ディスコード・スカイプ・その他様々なソフトで、必要になっているパソコン周辺機器のアイテムです。今回はその「Webカメラ」について、少し有益な使用方法とオススメ商品をご紹介します。

一般的なウェブカメラの特徴

・家電量販店で気軽に入手できる
一般家電量販店で販売している3000円前後のカメラはマイクも付いていたりして、これ一つでほぼ完結できます。

・設定が比較的に簡単
パソコンのUSB2.0に差し込むだけでパソコンが自動認識してくれます。カメラを使用したいソフトを起動してカメラマークから接続したカメラ製品の名前を選ぶだけで利用できます。

・カメラの位置
カメラをモニター上部や目線の上下10cm程度の位置に設置し、カメラから40~50cm程度の距離で映るようにすると顔全体がハッキリと映せます。

一般的なウェブカメラの悩み

・画質が粗い
3000円前後のウェブカメラではHD720などと呼ばれる画質が最大の事が多く、youtubeなどで見るような綺麗が画質での撮影は難しいです。

・画角が狭い
顔はしっかりと映っているけど、もう少し広く映ってほしいと思うこともあります。手や体で表現したり、ホワイトボードなどで文字を見せながら説明したい時などは特に感じます。

・カクカクした映像になる
なめらかな映像で撮影したいと思っているのに、若干コマ送り感を感じてしまいます。1秒間に30枚のコマで映像を出力するか、60枚のコマで出力するかの差が出てしまいます。

覚えておきたい用語

ウェブカメラを使用するのに理解しておきたい用語と単位を2つ紹介します。この2つを覚えておけば、動画用カメラを購入する時に商品の詳細欄や利用するソフトの注意書きの意味が理解できます。

・フレームレート

動画はたくさんの静止画を連続して映し出している状態です。これをフレームレートと言います。1秒間に何枚の静止画が表示できるかを「fps」という単位で表します。これが多ければ多いほど映像の滑らかさに差が出てきます。
通常であれば30fpsが基本です。ここ数年は60fpsが一般的と言われています。60fpsと30fpsの差は見比べると明らかに誰でも違いがわかります。3,000円くらいのカメラでもこの機能の切り替えがあるのであれば、60fpsをオススメします。

・720pと1080p

画面のサイズです。HDやフルHDとも表示されることもあります。HD=720p フルHD=1080pと覚えていただいて大丈夫です。youtubeをご覧になると画質という項目にこれと同じ数値が表示されると思います。同じ大きさの画面に720個の大粒を並べるか、1080個の小粒を並べるかの差です。720pより1080pの方が細かく点を表示できるので、その分綺麗になります。1080pよりさらに綺麗な画質の単位といえば、「4K」となります。簡単に言えば1080pの画質の4倍ということです。

<注意>この設定はカメラと利用するソフトの両方の確認・設定が必要となります。利用するソフトによって720pまでしか対応していない場合が多いので気をつけてください。

一般的なウェブカメラ比較
3,000円くらいのカメラ 10,000円くらいのカメラ
価格 安い 高い
画角 固定が多い 狭く感じる 広くも調整できる
解像度 HD 720p~1080p FullHD 1080p以上
フレムレート 30fps 問題はない 60fps なめらかに感じる
マイク性能 1:1の通話なら問題なし 安いのよりは高性能

やはり値段なりの画質や性能です。1:1のネット通話だけでしかカメラは利用しないと決まっている人であれば、3000円くらいので十分だと思います。
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もっと広角である程度なめらかに映像を出力したいと感じ方は、1080pの60fpsと記載のあるカメラを選んだほうが良いと思います。
価格はあがりますが、その分の綺麗さは確実に違います。
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画質比較

<3,000円くらいのカメラ>
720pサイズで30fpsが多く、1:1の通話には問題ありませんが、画像の粗さは感じます。この価格帯で広角レンズのカメラをあります。人物以外にも背景を使うような通話を行う場合は、広角レンズ110~120度という表記があるレンズを選びましょう。

<10,000円くらいのカメラ>
1080pサイズを対応しているカメラが標準となってきます。しかし30fpsしか対応していないカメラをありますので、商品の注意書きをしっかりと確認しましょう。

<スマートホンをウェブカメラ化有料版>
2018年以降のスマートホンであれば、画質はかなり綺麗になっています。

もうひとつの高性能ウェブカメラ

上記カメラ画像に購入リンクが貼ってありますので、一度価格もふまえ御覧ください。
今後の事を考えてのオススメとなる「1080p 60fps」対応のカメラになると15,000円を超えてきます。
ここまで読んでいただけている方であれば、どうにかして綺麗な映像を撮影できないかと考えていると思います。スマートホンの画質も綺麗になってるし、ウェブカメラとして使えないの?と思っている方もいるでしょう。

ここ数年、2018年以降に販売されているスマートホンのカメラ性能は高性能な機種が多いです。
特に二眼レンズや三眼レンズになってからは処理能力も格段に向上し、静止画であればコンパクトカメラを超えた画質となってきました。こんな高性能なレンズと処理能力を持っているカメラを使わないわけにはいきません。
ここでは概ね40,000円以上のスマートホンに搭載されているカメラを使って、10,000円以上(相場は20,000円)のウェブカメラ以上の高画質配信の仕方を紹介します。

スマホカメラなら3,000円以下で高画質配信可能

ウェブカメラ機器を購入するのに最低ラインは3,000円くらいですが、その分の費用をスマートホンのカメラが使えるソフト代に置き換えてみませんか?

費用は3,000円以下です。

スマートホンをUSBケーブルでパソコンに接続し専用ソフトを起動させ、後はzoomやgooglemeetやLINEやスカイプなどの通話ソフトや、OBSやxsplitなどの配信ソフトで設定するだけです。
パソコンでひとつ多くソフトを設定するだけですので、慣れれば10秒もかかりません。

https://www.e2esoft.com/ivcam/

この「iVCam」というソフトを利用し、高級レンズ搭載のスマートホンのカメラ機能を利用すると、高画質のウェブカメラの完成となります。

最初に無料お試し期間もありますので、試したい方はぜひ挑戦してみてください。私の環境では、10,000円くらいの高機能ウェブカメラより2018年のGoogle Pixel3 スマートホンの方が画質は格段に上です。背景の自然なポケ感などもスマートホンのカメラモード切り替えで調整できます。特にiPhoneやSonyのスマホなど高価格帯のスマホをお持ちの方には、断然こっちをオススメします。

この設定方法や使い方については次回の記事で説明します。

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youtubeなどのLIVE配信をする方法 (簡単な配信方法と高画質配信方法の紹介) | with god · 2021年5月25日 at 6:51 PM

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