Intel CPUは2021年8月現在で第11世代となります。第10世代CPUからAMD Ryzenに対抗できるような性能と価格が構築されてきました。しかし、「やっぱりIntel!」と言えるような立場にはなっていないように思います。AMD Ryzenが今年の5000番台でさらに進化したように、Intelも第12世代から上位CPUの作りが大きく進化すると言われています。

次世代になれば必ず進化し性能向上が当然ですが、それに価格も向上していくのが庶民にとっては辛いところです。そんなに性能が上がっても使いこなせないだろうと感じる人もいます。
しかし、世の中のネット環境も大きく変化してきています。数年前までブログがメインだったところがTwitterになり、Instagramになり、そしてYoutubeやAmazonビデオやNetflixが浸透してきました。手紙が絵葉書になり、写真やビデオになり、気軽に動画も送れるようになり、ネット通話もカメラ付きが浸透してきました。

情報の入手方法もYahooやGoogleから検索するスタイルに、ハッシュタグ検索というSNS専用の検索方法も日常化してきています。より多くのデータを処理する能力をパソコンに求められる時代にきています。
なんだかパソコンの動作が鈍いと、感じている人は最新のパソコンを触ってみてください。普段見ているサイトの表示速度が早いかもしれません。

Intel第12世代は今年末から2022年の最初頃に出ると予想されています。そこで簡単にざっくりと説明をします。

第12世代のほぼ確定?予測情報

・K付き
Core i9-12900K / 16コア24スレッド / 最大5.3GHz/125W
Core i7-12700K / 12コア20スレッド / 最大5.0GHz/125W
Core i5-12600K / 10コア16スレッド / 最大4.9GHz/125W
・K無し
Core i9-12900 / 16コア24スレッド / 65W
Core i7-12700 / 12コア20スレッド / 65W
Core i5-12400 / 6コア12スレッド / 65W
Core i3-12100 / 4コア8スレッド / 65W

いい感じにコア数は増えてます。現行のi9が全く期待はずれなので、第12世代ではそれなりに進化してもらわないと、AMDに上位クラス独占されます。
中間のi7/i5クラスもまず文句のない進化になりそうです。ここは価格勝負となってくれると嬉しいところです。下位のi3は1万円くらいで市場に出れば、第9世代以前の人たちにも買い替え需要が見込めるでしょう。
第7世代のi7クラスから以前のパソコンを使用している方で、ネットサーフィンや動画視聴などがメインの方であれば、第12世代のi3で十分楽しめると思います。まだまだ使えると思っている方も年末に始まるWindows11と一緒に新しいパソコンへ買い換えるのも良いと思います。

マザーボードの仕様が変わりそう

この第12世代からIntel社の嫌なところの、仕様変更が発生します。AMDみたいに形状は同じにしておいてくれると助かるのですが、そういうわけにはいかないのでしょう。

<LGA-1700に変更>
LGA-1700ソケットになります。これから12.13.14世代はこれになる予定。現行のマザーボードは使えないことになります。新しいCPUと新しいマザーボードはセットで購入する方が多いと思いますので、そこまで気にすることではないと思いますが、知識として覚えておくと便利です。

メモリーはDDR4?DDR5?

いろいろな情報がありますが、DDR5がほぼ確定だろうと思います。この世代から以降期間に突入すると思われますので、マザーボード次第でDDR5になる型番が出てくるのではないでしょうか。これで処理能力が向上してくることは間違い有りません。

総合的に見ると

マザーボードが新設計となるため価格は少し上がるでしょう。コア数が増えるので確実に処理能力も向上します。定格仕様のK無しモデルの65wは一般的な空冷クーラーでも大丈夫でしょうが、K付き125wは簡易水冷必須かもしれません。

AMDの性能向上を後追いしなければならなくなったIntel社の意地を見れるのか?大変興味深い世代となるのは間違い有りません。流行り病の状況下でどれだけの供給があるのかわかりませんが、自宅仕事用パソコンの需要が落ち着き、Windows11が始まる年末から年始に向けて、Intelの本気を楽しみにしています。

ちなみにAMDのRyzen5000番台は価格が少し落ち着き全体的に値下げ傾向です。年末に向けてもう少しだけ価格も下がると予想されます。年内に新パソコンを検討されている人はAMDもオススメです。