動画編集向けの格安CPUが発売開始されました。
動画編集を行うパソコンに求められるスペックは、それなりにしっかりとしたスペックが必要となります。10年前くらいまでは動画はDVDで保管するのが一般的だったように感じますが、今はハードディスクなどに保存するのが一般的。youtubeを保存先にしている人もみかけるようになりました。スマホ内に動画がたくさん保存されてて困っている人も居るのではないでしょうか？
動画を編集するソフト
その動画を編集し、より魅力的にするための動画編集ソフトをいろいろな企業が開発しています。動画編集は大きくまとめると3つのポイントがあります。
「動画の切り貼り」「テロップ・音声追加」「効果・演出加工」
１ 動画撮影中はとにかく何でも撮影、パソコンで必要なところを切り取りまとめる。もしくは不必要な箇所を切り捨てまとめる。
２ ナレーションを追加したり、説明文章を入れてわかりやすくする。
３ 印象的効果をつける。（ドラマ化する）
当然慣れが必要となってきます。これは回数をこなせば自然と身につきます。
現状一般的な動画の保存タイプ
youtubeなどの動画配信サイトを見てる方なら、「1080P60」という画質設定を見たことがあると思います。
これが何の意味を表しているか？
①
最初の1080の意味は、垂直解像度(縦)が1080個の映像の点があるよという感じ。720あれば「HD」と呼ばれる画質、1080あると「FHD」(フルHD)と呼ばれる画質です。2160あると「4K」と呼ばれる画質。数字が大きくなればそれだけ画質が鮮明になりますが、その分だけ情報量が多くなり動画自体が重くなります。
②
Pは「プログレッシブ方式」というコンピューターを中心とした映像の種類です。ちょっと昔にテレビ購入時などに「1080i」(インターレース)というのを見覚えある方も居るのではないでしょうか？この i は主にテレビの映像方式です。（ウルトラマンと仮面ライダーどっちも正義の味方！そんな感じです）
③
最後の60は1秒間に60コマあるよという数字。一般的なテレビは30、映画は24と言われています。1秒に60コマあると人間の目の感覚では、よりスムーズになめらかに映像が見えるように感じます。
このように、今一般的な保存形式はフルHD（1920✕1080）の60fpsのサイズが多く、今後は、これ以上の画質の4Kなどが主流になってきます。みなさんがお持ちのスマホの動画録画機能にも同じような内容の設定がありますので、確認してみてください。
パソコンのスペック
動画編集ソフトを動かすには、最低限のパソコンスペックがどうしてもあります。全てのパソコンで動作できるわけではありません。普通の事務用パソコンで動画編集することも可能ですが、動作がカクカクするし編集が完成して一本の動画として書出すのに時間がかかってしまいます。
編集ソフトの最低限スペックでは快適に編集出来ないのが事実です。各動画編集ソフトには「このくらいのスペック以上あれば、ある程度操作できるよ」という「推奨スペック」を掲載しています。そのスペックのパソコンを購入する場合、概ね7万円～という内容です。
もちろん、上を見ればきりがありません。動画編集に強いパソコンスペックは、必然的に高性能＆高価格となります。一般的には15万円くらいからが快適に操作できるスペックとなります。
例）
Premiere Pro 必要システム構成 https://helpx.adobe.com/jp/premiere-pro/system-requirements.html
Shotcut 必要スペック https://shotcut.org/FAQ/
最新パソコンは高性能低価格に進化！
その15万円くらいのスペックが10万円くらいになってきました。2018年後半からパソコンの心臓部分「CPU」の性能が格段に進化し、価格は性能と比例せずにほぼ据え置き状態となり、一般ユーザーとしては高性能が比較的安く手に入る状態になりました。
現状のパソコンの使い方以上に性能だけが進化し、高性能を必要とする時代ニーズがそこまで追いついていない状態になっています。2020年5月時点で動画編集用パソコンを20万円・30万円それぞれで組上げたとして、その差が体感できるのは、4K（2160P60）の動画編集の最後の書出速度で20分と15分の違いが出るくらいで、一般の人がそこまで求めるかと言われると「必要ない」という状態です。
では今の10万円のパソコンがどのくらいのスペックがあるか？と言いますと、4年前の上位機種（当時15～20万円）とほぼ同等と言えます。そのくらい低価確帯のスペックが上がりました。しかも消費電力は下がっています。2016年くらいに購入されたパソコンをお持ちの方は、そろそろ買換を検討されるのも良いタイミングだと思います。
