昨年Intel第13世代CPUの登場で大幅に変化の年となりました。今まで使用できていたメモリーがDDR5と新しい規格となり作業効率がさらに向上しました。
一般的なパソコンユーザーには正直ハイスペック過ぎる感じますが、動画編集やイラスト制作、ゲームなどのパソコンのスペックを必要とする人にとっては買い替え時期が来たと言える年になります。

今のパソコンで十分だ!と思っている人も少なくないと思いますが、スマホも自動車もパソコンも進化すれば安心と安全マージンが上がることは、皆さん全員が理解しているところだと思います。
特にパソコンは余裕がある方が長持ちします。スペックの低いパソコンはちょっとした動作に時間がかかり「パソコンが重い動き」の状態を感じることがあると思います。今のパソコンを4年以上使用されている場合は、何だか以前より動作が鈍いと感じる人も多いはずです。

パソコンの内部の劣化は「使用時間」×「熱量」と、単純明快です。発熱量はクリーニングとグリスの塗り替えでリフレッシュできますが、使用時間に関しては限界がいつか必ずやってきます。限界は各パソコンの仕様によって変わりますが、個人的には5年で次のパソコンを準備するくらいが良いのではというのが安心マージンです。ちなみにクリーニングは推奨半年に一度、最悪年イチは必須と思います。エアーダスターでホコリを飛ばすだけでも十分効果があります。

さて、本題の「デスクトップパソコンの大幅進化」ですが、次世代規格にIntelもAMDも完全移行しました。これに伴いマザーボードとメモリーは新設計となりました。
作業速度の短縮、処理能力の効率アップなど、ではどのくらい能力が向上しているのか?という点を数字で表します。

Intel Core i9

第9世代(2019年)発表の最上位 i9 9900k 性能数値21000
第10世代(2020年)発表の最上位 i9 10900K 性能数値24000
第11世代(2021年)発表の最上位 i9 11900K 性能数値25500
第12世代(2022年)発表の最上位 i9 12900K 性能数値41000
第13世代(2023年)発表の最上位 i9 13900K 性能数値56000(90,000円)

2022年に大幅に進化し、さらに2023年で一気に安定と進化をしました。5年前の2.6倍の能力となりました。これはすでに始まっている8K映像などの編集にも安心して耐えれるスペックへと進化してきました。一般普及した4K動画の編集も安定して作業できるスペックとしては、このくらいのCPUが必要と言われていますが、個人的にはここまで必要か!?と疑問ではあります。安心・安全マージンの確保の為なら必要だろうと思います。

Intel Core i3

では一般ユーザー向けのi3の数値を見てきたいと思います。

第9世代(2019年)発表 i3 9100 性能数値8900
第10世代(2020年)発表 i3 10100 性能数値8900
第10世代後期(2021年)発表 i3 10105 性能数値8800
第12世代(2022年)発表 i3 12100 性能数値14000
第13世代(2023年)発表 i3 13100 性能数値16000(25,000円)

正当進化と言えるが、進化とともに価格も上がってしまっているのが難点となってきている。i3は「安い」「そこそこ作業の定番」だったのが、性能と一緒に価格まで若干上がったのは仕方ないと思うしかない状況となりました。i3最新が25,000円くらいと予想されていますので、それであれば、AMD ryzen5600G 20,000円のほうが処理能力が高く価格も安いので、低価格帯はryzenの方が良いと思います。今、ryzenは投げ売り価格が続いていますのでオススメです!

AMD RYZEN

IntelのライバルとなるAMDのRYZENの進化と2023年1月時点での相場を見ていきます。

3000番(2019年)
Ryzen3 3100 性能数値12000
Ryzen5 3600 性能数値18000
Ryzen7 3700x 性能数値23000
Ryzen9 3950x 性能数値39000

4000番(2020年)
Ryzen3 4300G 性能数値12000
Ryzen5 4600G 性能数値18000
Ryzen7 4700G 性能数値21500

5000番(2021年)
Ryzen5 5600G 性能数値20000(20,000円)
Ryzen5 5600 性能数値22000
Ryzen7 5700x 性能数値26500(30,000円)
Ryzen9 5950x 性能数値46000

7000番(2022年)
Ryzen5 7600x 性能数値29000(38,000円)
Ryzen7 7700x 性能数値36500(53,000円)
Ryzen9 7950x 性能数値65000(100,000円)

2023年1月時点でのオススメ

コスパという点ではAMDの方が良いです。「いや最新の性能が欲しい」という人はIntel第13世代が確実です。しかしAMDの値下げ攻勢は魅力的です。事務用や学生さん向けなどではAMDの方が今はオススメです。また半年後には価格体系を含め、変化していると思います。
<予算に応じて>
パソコンは予算×使用年数×使用目的で選ぶのが基本となります。
10万円以下はAMD一択
10~20万円は使用用途に応じて選択
20万円以上はIntel第13世代
50万円以上はIntel i9 or AMD RYZEN9