スマートホンの普及がここ10年で世界中に浸透しました。日本国内でもほぼ全世代に利用されていると思います。
では、パソコンの普及はどうでしょうか?
スマホやタブレットがあれば生活に不便を感じない事が多く、そこまで普及率がグッと上がった印象が無いように感じます。

<日本はパソコン後進国という事実>

残念ながら、先進国で唯一普及率が下がっているというデータがあります。さらに10代のパソコンスキルは先進国でダントツの最低、世界全体で見ても下から数えたほうが圧倒的に早いです。
子供にはパソコンやタブレットは早い!などと思っている親御さんが意外と多いようです。
すでに学校ではパソコンを使った授業が開始されています。小学生でもタイピングは必須になってきてる時代です。
しかし困ったことに、この学校の先生がパソコンの使い方が苦手な先生も居て、子どもたちの将来に対しての学習という観点からは、まだ課題があるようです。

<コロナ禍で普及率は上がった?>

たしかに若干あがりましたが、実際は古いパソコンから新しいパソコンへの買い替えがほとんどでした。一人1台のパソコン所有まではなかなか普及していないことが多いようです。
(約5%~10%普及率が上昇したというデータが多い)
さらに都市と田舎ではその差が広がってしまったというのが現実です。

<子供の専用パソコン所有>

小学校低学年 25%
小学校高学年 30%
中学生 40%
高校生 50%
大学生 75%
こういうデータがあります。個人的な見解としては、中学生で90%を達成できれば理想だろうと思います。

<今後の流れと現実の特徴>

スマホがあれば生活や学習に支障は無いと感じている人が大半です。生活するうえではスマホほど便利な道具は無いのでは?と思えるくらい触っていると思います。

しかし、社会に出ていざパソコン業務を行う時に、いろいろな場面で困ってしまっている新人さんを見かけるのも現実にあります。
小さな頃から慣れ親しみ、抵抗感をなくしておけば、社会に出た時にスムーズに業務に取り組めますし、仕事も頼みやすいものです。

今の10代はスマホが当たり前の世代です。パソコンの必要性を感じていない世代とも言われています。
この感覚もこれから先はOKなのかもしれませんが、まだしばらく世界の仕事需要ではパソコン業務が基本ベースですので、まずはキーボード操作と各アプリ(ソフト)の理屈を理解しておくことが重要となります。

20代はパソコン学習が曖昧だったな世代ですので、社会で苦労している人も多いようです。特に地方の20代は都市部との学習内容でデジタルな部分の差がありましたので、デジタル貧困格差が出来てしまっています。

30代は携帯電話が当たり前で、文字入力が得意な世代と感じます。この世代から下は写真撮影の機能が日常的にあったので、プライバシーという概念については敏感と感じます。プライベートを大事にする世代とも言われています。

40代以上はデジタル化に必死についていくしかありません。もう今のアナログ+デジタルで満足して足や手を止めてしまっていては、海外の企業に飲み込まれてしまいます。
「そんなコト言っても頭に入らない」と感じている人は特に危険です。

思い出してください

携帯電話が普及した時、電話ボックスにもう並ばなくて済むんだと実感しませんでしたか?外出中に携帯電話で通話してる自分が、誇らしかった時がありませんでしたか?
ファミコンやプレステを持ってる友達が羨ましかったりしませんでしたか?

便利なものが普及していくと、自由な時間が増えるのが世の中の流れです。便利なものにハマると自由に使える時間が減ってしまいます。

時代についていくことで、自分の時間を増やし、仕事は効率的に行えるはずです。