何でもデジタル化してしまうのが現代病じゃないかと、最近よく思います。

大昔にもらった恋文の温かさ。初任給を現金でもらった時の嬉しさ。
視覚からの伝達にいろいろな想いが交錯し、今でも当時の匂いまでも思い出せそうです。

デジタル化の身近な進化

SNSやメールでの文字や画像のやり取りは、遠く離れている友人や親族とも直ぐに連絡が取れ、「つながっている」という安心感は、昔より大きく感じれるようになったと思います。
気軽にメッセージを送信し、送信相手の時間の邪魔をしないのは、電話(通話)より利点があると思います。

昔(昭和中期ごろまで)は手紙が基本、次に電話が浸透し、今は文字を送信し合うことが、当たり前の文化として定着してきました。
テクノロジーの進化がより生活の質を向上してくれたのは間違いないでしょうが、今でも手紙が残っているのは、気持ちが伝わるからではないでしょうか。

早く伝わる良い面や簡素化して寂しくなった面、さまざまですが、それも生活の一部として受け入れ、少しずつ慣れていくしかないと思います。

進化の恩恵と裏の無駄

デジタル化やテクノロジーの進化でたくさんの恩恵がありますが、その中のひとつに「時間の短縮」があると思います。
会いに行く時間、買い物をする時間、銀行に行く時間、いろいろな時間短縮が自然と出来ていると思います。
しかし、それはダラダラと長電話したり、用もなくSNSを閲覧したり、いろいろなショッピングサイトを見て情報ばかりを楽しんだりと、無駄な時間を生んでしまうこともありますので、決して無駄にしないように心がけましょう。

デジタルでの伝え方

上部に書きましたが、「手紙は気持ちが伝わる」という感覚。相手がこの文章を書いてくれている時間のことを想うと、大変ありがたい気持ちになります。

メールやSNSも当然、相手のことを想いながら入力をしています。しかし、気持ちが宿る事は難しいと思います。
より丁寧な単語や、あなたらしい言葉使い・表現で気持ちを乗せて送信できるように心がけると良いと思います。ありがたいことに、日本語には多くの表現方法があり、今までもこれからも変化することがない美しい言葉がたくさんあります。
私も今一度、表現方法を学び直したいと思っています。

そして最近よく耳にするネット通話が一番のつながりで安心できるツールとして浸透しています。顔を見て話せることは何よりお互いが時間を共有している感覚があります。特にZoomは今年一気に大人気のアプリとなっています。まだ使ったことが無い方、一度一緒に使ってみませんか?もしかすると思いも寄らない懐かしい人とも会話が出来るかもしれませんよ。

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