コロナウイルスの影響で、在宅ワークを70%にしてほしいと政府からの発表もあります。
テレワークに向いているアプリがたくさんありますので、いくつかご紹介したいと思います。

安心して使えるアプリは? ①

現時点で、100%安心して使えるアプリはありません。悪い人たちは必ず盲点をつき破壊し侵入してきます。大切な情報を悪用されない為にアプリの企業も努力してセキュリティを高めています。
利用する私達は「便利」「簡単」などを理由にアプリを取り入れ、重要なセキュリティを考えて選んでいない状況です。

デジタルプライバシーの問題などを得意とする団体「電子フロンティア財団」というのがアメリカにあります。30年以上ネット環境での言論の自由やセキュリティ・暗号化の必要性などを政府や国際機関へ訴えてきた団体です。https://www.eff.org/ この団体は各メッセンジャーアプリのセキュリティなどを格付けし発表をしていたりします。その情報を元に、各団体も様々な検証を行いSNSのデフォルト暗号化(E2EE)を訴えています。

ではどのような評価がされているのか?

2020年3月時点で

  • Twitter
  • Snapchat
  • Kik
  • Instagram
  • Google Hangouts
  • WeChat
  • KakaoTalk
  • Line (opt-in E2EE)
  • Skype (opt-in E2EE)
  • Facebook Messenger (opt-in E2EE)
  • Telegram (opt-in E2EE)

この上記はデフォルトでE2EEが完全には実装されていないとの評価が発表されました。

よく見るアプリも記載されていると思います。このアプリが「危険」というわけではありませんが、狙われたらマズイだろうという感じです。
下4つは一部でまだ完全実装されていない状態で、ある程度は暗号化ができています。

簡単に言うと、SNSなどに投稿公開した情報に個人が特定できるモノは気をつけろ!1対1の直接のやり取りは、信頼できそうなアプリを選べ!ということです。

安心して使えるアプリは? ②

皆さんは普段「LINE」を使われている方が多いと思います。メッセンジャーアプリとして大変便利で大活躍しているアプリだと思います。
上の表に、残念ながら記載されています。詳しく知りたい方は LINE社レポート こちらを御覧ください。


「signal」これを紹介しないと、話が始まりません。https://signal.org/ja/
セキュリティがしっかりしていると言える条件は「どんな使い方をしても常に暗号化される」ことが重要です。文字や画像のやり取りは暗号化されているが、通話は暗号化されていないアプリや、会議(複数人)通話は暗号化されていないなどといったアプリがアジアには多いです。もちろん日本も含まれています。
そんな中、アメリカの上議員で公認されたアプリが「signal」です。このアプリはWhatsAppやSkypeにも採用されているテクノロジーを開発している独立非営利団体が制作しています。スマホ・パソコン両方にアプリを提供しているので、一元管理もしやすく使い勝手もシンプルです。

この他にもセキュリティがしっかりしているアプリは数個ありますが、どれも英語圏ばかりで日本ではなかなか浸透していません。

ある日突然、いつも使ってるアプリが「倒産し今日から利用できません」などとなった場合も含め、無料アプリにはそれなりにリスクがあることを再確認し、連絡網としてもうひとつ「singal」を追加しておくのも良いかもしれません。

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