ネット通話が一般浸透する時代が来る

このタイトルを読み直すと、電話で良いんじゃないか?と感じました。個人では十分に補えますがビジネスとなれば、資料の確認や製品のイメージなど「会話」+α が必要となります。今後は、パソコンやタブレットを「人対人」のコミュニケーションツールとして使用する機会が増えてきます。

コロナウイルスによる不要不急の時にリモートワークという働き方が定着し、今後は大雨や台風などの自然災害の時にも、この”リモートワーク”を活用して作業効率を落とさないようにシフトしていくようです。

そこでもリモートワーク!?

身近な元祖リモートワークと言えば、マクドナルドなどのドライブスルーを想像します。マイクとカメラがあり、それに向かって注文をする。数メートル先で商品を受取る。マイクとカメラの位置が、自宅などに変化しましたが、ここ数ヶ月で画面に向かって会話をすることに違和感が無くなってきました。

リモートワークが、できそうでやっていなかった業種も導入しはじめました。
病院はリモート外来、教育系もリモート学習、新商品の発表もリモート、音楽のコンサートもリモート、などなど。

私がびっくりしたのは、1.神社のお祓いや祈祷のリモート 2.お寺さんの説法 宗教系もリモートワーク。日本の神様や仏様も苦笑いかもしれませんが、リモートであろうと神様にお願いしたい・守ってもらいたい、先祖の供養をしたいなどの「心」は変わっていないと思います。

リモートワークのメリット

何もリモートワークだけで仕事が全て解決するわけでは無いですが、リモートワークで時間の短縮が出来ることに大きなメリットがあると思います。

出社不要は効率が良い

<営業職などの外回り>
リモート朝礼などで朝のミーティングを済ませれば、自宅から直接お客様のところに向かえます。余った時間を別の仕事に回したり、無駄な残業を減らすことができます。

<経理担当>
会社の経理はかなりオンライン化が進み、通常の銀行関連は全てネットで済ませることができますし、領収書なども郵送やスキャンで十分対応可能です。

<カスタマーサポート>
ます大きな窓口を「チャット」と「SNS通話」に限定すれば個別対応もネット環境があればどこでも対応できます。

<まとめ>
今、思いつくだけでもこれだけの業種が時間短縮に成功できます。社員の拘束時間の短縮はオフィスコスト(通勤費・光熱費など)の軽減にもつながります。小さなオフィスで十分と思える企業もあると思います。可能であれば、ネット環境の通信費を手当で支給すると、社会的に優良な企業と見られることでしょう。

リモートワーク最大のメリットは

何よりも最大のメリットは、大災害が発生した際に被害の分散ができ、避難が必要な大災害の時は家族と一緒に逃げれる確率が高まることと思います。
台風や地震などで交通機関がストップしても、自宅などで業務をしていれば問題はありません。

“「家が停電になったらどうする?」”
家が停電になる率も会社が停電になる率もほぼ同じです。気にすることではありません。

仮に本社が被災しても仕事の分散が出来ているので、復旧も早くなります。
これはリモートワーク出来るように、仕事データをクラウド保存しておけば、会社の機能はスムーズに復旧できると思います。

リモートワークで気をつけるポイント

各自がそれぞれ別々の場所で別々の業務を行うことをしっかりとまとめる人が必要です。それポジションの人は個別のスケジュールの把握は当然ですが、あらたに「パソコン等の操作端末の環境」の把握も必要となってきます。

これを理解していないと、業務指示に無理があることに気がつけません。

個人の能力と業務機器の能力は別物です。オフィスにある機器はみんなが利用できますが、自宅に同じ機能があるとは限りません。そこを十分把握し必要に応じて、機器の追加支給や業務の割り振りの変更が必要となります。

リモートワークで出来ることはきっとたくさんあります。リモートワークのメリットである「時間短縮」「オフィスコスト縮小」これを実現し、働きたくなる魅力ある企業になれると良いですね。

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